ホテル、サービス業界への人材紹介、アウトソーシング、ヘッドハンティング、コンサルティング

当社の企業理念を“困っている人がいたら迷わず手を差しのべよう”としている理由をお話しします。

30代の半ばに一生一度しかないと思い脱サラしましたが、世の中そんなに甘くなく何をやっても花咲かず極貧生活を余儀なくされました。当時小1と幼稚園の息子が2人いたので生活すると言うより専ら食べる事さえできればそれ以上は何も望みませんでした。近所の商店街へ買い物に行けば、明らかに家族4人の買い物としては品数が少なく、見かねた店のオヤジが、買った以上の惣菜を”どうせあまるから”と言って包んでくれたり、同じマンションの住居人が、”車使っていいよ、ガソリン入れてあるから”と言ってボロボロの車を貸してくれたりもしました。その商店街では、僕が脱サラして上手くいっていない事は噂になっていたのでしょう。何故なら僕の事務所は商店街の隅にあるラーメン屋の屋上に後付けで建てられた6畳一間の小屋だったので…他の店に行っても、みんなサービスしてくれましたね。今考えると恥ずかしい話ですが、人の優しさをこれほど感じた事はありません。

あれから数十年経過した今、生意気にも車を持って好きな物食べ酒も飲んで一丁前の生活をしておりますが、現在あの頃に感じた人の優しさに触れる機会は少なくなったような気がします。これからは、僕もイイ歳になってきたので、あの商店街のオヤジを見習い少しは人の役にたてるよう生きていこうと思っております。